理想の男性を探せば探すほど、女性としての価値が低下している件

理想の男性って、一体どんな男性ですか？

たまに思うのですが、理想の男性ってあくまでも理想で、それにドンピシャな人ってなかなかいないですよね。というか、ほぼいません。

なぜなら、理想の男性を口にした時点で、その理想の男性からは遠ざかっていきますし、そういった理想の男性は欲深くない女性とお付き合いし、結婚しています。

女子会トークで、面白おかしく理想の男性について話す分はいいと思います。

私だってよく話しますし、あえてボケを盛り込んだりして、その場が盛り上がって楽しくお喋りできたらいいですよね。

ただ、真剣な恋愛相談や、特に男性に向かっていう時。

理想の男性を口にすればするほど、自分の欲深さに気づいてしまうのではないでしょうか？

その欲深さを愛してくれる人なんて、いるとは思えません。

理想の男性像、理想の恋人像を口にすることは、いかに自分の女としてのレベルの低いか露呈します。

つまり、そのレベルの男性と出会えない場所にいる、ということを自ら証明している。

例えば「高学歴、もしくはお金持ちで～」というフレーズにおいても、私の周りの男性は高学歴でお金持ちの方が多いですし、高学歴だからこそお金持ちであるとか、お金持ちだからこそ高学歴であるとか、どちらも兼ね備えていて当たり前です。

また、「イケメンで高身長」なんて、少女マンガの読み過ぎかな、と思いますが、本人は本気で言っているんですよね。

どこまでをイケメンと捉え、175㎝は高身長に入るのか、人それぞれなのでなんともいえませんが、外見重視という言葉が中身の幼さを露呈しています。

あくまで人は心ですから、そこを無視して「イケメンで高身長」だけを使うなんて、ネタにしても酷過ぎるネタだと思うので、控えた方がいいのかな、と思います。

余談ですが、私の周りの男性で心のきれいな人は大体イケメンで高身長です。

そもそも、理想の男性を述べる女性って、男性を選べる立場ではないありません。

むしろ選んでいただく、もっといえばお情けで話しかけてもらえるくらいじゃないでしょうか。

それも女性としてではなく、人として。

女としては見られないけれど、友達なら、といった感じでしょうか。

男性を選ぶ女性、もしくは男性から選ばれる女性というのは、理想なんて口にしませんし、そもそも理想の男性なんていません。

自分を好きになってくれたことに重きを置きますので、それから考えることが多いです。

理想の男性像なんて口にする暇もなく、男性が寄ってくるのです。

そこからなんとなく自分の好みの傾向を探る程度で、自分の中に確固たる理想はありません。

理想を語る女性ほど、哀れな女性はいないと思います。

自分の立場をわきまえて物を言えること。身の程を知れ、とはそういうことです。