働く女性のエゴと幸せの間で揺れる

結婚適齢期に差し掛かったここ数年、自分にとっての幸せとはキャリアを積むことなのか、家庭を持つことなのか、考えるようになりました。

大学を卒業して会社に就職し、気付けばそれなりに責任のある仕事も任されるようになっていました。

周りの同年代の友人で結婚した女性はパートだったり、事務などの一般職に就いている子が大多数です。

反対に未婚の友人はキャリア思考が高く、子どもはいらないという考えを持つ子もいます。

私はキャリア思考が高いわけでもないですが、どうしても結婚・出産をしたいというわけでもなく、どっち付かずな状態が続いています。

産休・育休制度の裏側にあるもの

幸い私が勤めている会社には、産休・育休制度も整っているので、結婚して子どもを産んだとしても同じポジションに戻ってくることができます。

しかし、他の女性社員が産休・育休を取っている間、どうしても周りの社員の負担は増えるのも実情としてあります。

実際に女性社員が産休・育休を取得中、私も他部署のヘルプに回されたり、同部署の社員がいない事で残業続きになるなど、負担を強いられる側になってきました。

正直一番困るのは、復職してからの時短勤務の社員への対応です。彼女の担当分の業務が終わっていなくても、彼女は帰らないといけない。

では誰がその仕事をするのか?残された私たちが自分の業務が終わり次第、残った仕事を振り分けていくのです。

仮に時短勤務の社員が残業をしてまで仕事を終わらせてくれたとしても、後になって総務からお叱りの連絡が上司へ入ってくるのです。

私は会社を去ろうと思う

しかし、子どもを産むというのは女性にしかできないことであり、女性にとっての幸せであることも事実です。

産休・育休を取得したり時短勤務をする彼女たちのことを責めたいとは思いもしません。

ただ、私は子どもを産む場合は、潔く今の会社を去ろうと考えます。

私自身、トラブルが起きた時に頼られることが勤務年数とともに増えてきました。

今は自由な時間があるために、急な残業も二つ返事でできるし、既婚女性が多いなかで私の存在は重宝されている方だと思います。

いつか自分が結婚して子どもができたら、私を頼ってくれる社員に迷惑をかけるし、遠慮させてしまうことになります。

それよりも私のポジションに、今の私と同じように時間の融通が利く人を一から教育し、何か起きた時に今の私のように会社を助けてあげられる人材が会社には必要だと思うからです。

結局、女性は欲張りなのか?

産休・育休制度が整備されることで働きやすくなる女性は増えてきていますし、私の会社も勤務年数の長い既婚女性はかなり多くいます。

課長クラスまで昇進している女性もいて、子育てをしながらキャリアを積む彼女たちのことは素直に尊敬しています。

しかし、やはりその部下の男性や未婚女性は働きにくく感じていたりするものです。

女としての幸せも人としての幸せも両方欲しいというのは現代女性のエゴではなのではないかと思ってしまいます。