地方出身の女性だけが抱える恋愛・キャリアの悩み

地方出身女性は東京で生活していくか地元に戻るかの選択を進学・就職・結婚、様々な場面で考える必要があります。

夢を持って上京した人もいるでしょうし、就職等の都合によって上京せざるを得なかった人もいるでしょう。

東京で生活して行くか地方に戻るかによって恋愛観や今後のキャリア観、将来に描くプランも変わります。

地方出身女性が考えなければならないこと

熊本県から就職のために上京したTさんに話を聞きました。

彼女は、看護師で奨学金返済のために、学校側が決めた病院で5年間働かなくてはいけないという制度のために上京しました。

5年は東京から離れることができない環境で彼氏もいる。親からは、熊本県に帰ってきてほしいと常々言われていると言います。

地元に帰る場合は、東京の彼とは結婚できない、ただ、東京にいる間に熊本県の男性とお付き合いをことは、付き合うどころか出会うことも難しい。

幼馴染は地元にいるが、仕事も安定しており、わざわざ地元に帰る必要があるのか?

今の彼と結婚した場合は熊本県に戻ることは絶対にないとのことでした。

地元に戻る同級生

彼女の周りの友人も、専門学校への進学のために上京しましたが、卒業後はあっさり地元に戻ってしまったといいます。

恋愛にしても、結婚のことがついてまわるので彼氏はいても、その相手とは最初から結婚するつもりがない女性も多いのだとか。

ただ年齢も気になるので、結婚できる地元の男性を見つけるから、地元に戻らないという選択を若いうちから選んでいかなければなりません。

選択肢が多い東京出身者

東京に実家がある女性は、進学にしても就職にしても地方出身女性に比べて選択肢が多いです。

地方に比べれば、東京には大学や専門学校、会社の数も圧倒的。

いざ、進学や就職で地方に行ってつまずいたとしても、東京に戻ればなんとかなります。また、東京に戻ってから結婚相手を探しても遅くないと考えれてしまいます。

そのため失敗すら、ひとつの経験としてとらえやすいのです。

地元に戻りたくても戻れない地方出身者

地方は東京に比べて、進学先も就職先も少ないのが現状です。

就職に関して言えば地元にある大手企業であっても採用は大阪や東京採用が多いからです。

そのため、東京の大学を出てから、Uターン就職しようにも就職先がなかったり、都内で就職後、やはり地元に帰りたいと思っても就職先が見つからないことから、地方に戻れない女性も多く存在します。

交通費や転職活動費を考えると東京での就活は難しいのが現状です。

他にも、東京で出来た彼氏と中々別れられない女性もいます。

中には結婚と恋愛を割り切れる人もいますが、付き合いが長くなると情がわきますし、
地元に帰るのは自分だけの問題ではなくなってきます。

本当は地元に帰りたくても、彼氏のことを考えると身動きしづらい人も多いです。

まとめ

地方出身女性は、東京に実家がある女性に比べると、結婚や今後のキャリア、生活スタイルなど悩ませられることが多いです。

地方出身女性が新卒でなくともUターン就職できる環境や、東京にいても地元の人とより密に交流できる機会など、個人では解決出来ない問題が山積しています。

国や自治体による抜本的な就労支援改革が求められます。