男女で違う食事の楽しみ方

先週の話ですが、恵比寿から歩いてすぐのタイ料理屋さんに彼氏と行ってきました。

特に女性には人気のお店で、一軒家で内装もタイの雰囲気とは違うようで、彼が興味を持ったので一緒に行くことにしました。

お店は川沿いにあり、窓からの景色も周囲の街灯と雰囲気があっていました。
外装や内装はタイというよりも、お洒落なアジアンカフェといったところです。

私たちは窓際のテーブル席に案内されたので、向かい合って食事することになりました。
この時気がつきましたが、彼と向かい合って食事するのは初めて。
これまではカウンター席か、自宅で食事するときは家具の関係で斜め向かいに座っていたので、真正面から観察できるチャンスです。

この時の話も混ぜながら、男性と女性の食の違いを考察してみたいと思います。


食事の楽しみ方は性別で違う

前菜がでてきた時、私はすぐに手をつけず、その盛り付けの美しさと使われている材料、食器からあらゆる角度で眺めていました。
目で食を楽しんでいます。

ですが向かい側に座っていた彼氏は、さっさと箸に手をつけ、てきぱきと効率良く口に運んでいきます。
「うまいなこれ」
という感想が一度発せられただけで、あっという間になくなってしまいました。

彼がお皿を平らげる頃、私は半分の量しか食べ終えていませんでした。

はっきり言って、何てもったいない食べ方をするのだろうと思います。
一口が大きく、ぱくぱくと休む間もなく口に運び続け、殆ど噛まずに(そう見える)食べ終えてしまう。
思わず「本当に美味しいと思ってる?」と聞いてしまいました。
彼は質問の意図がわからないらしく不思議そうな表情をして、「うん、うまいよ」と答えます。
ほんとかよそれ(笑)と思いましたが、せっかくのディナーです。
「そっか。なら良かった。」とにっこり微笑んでフォローするのがマナーです。


食事の目的が男女で微妙に違う

男性の食事は「味覚と、空腹を満たすため」
女性の食事は「食事の時間を楽しむため」
この二つは似ているようでまったく違います。

女性はカフェでお茶の時間を楽しみますが、男性は少ないと思います。
吉牛で男性客ばかり見かけるのも、牛丼はどんぶり一つしかありませんから、単調に美味しい食事を楽しめるためでしょうね。

男性は空腹を満たしたいという本能が強いので、美味しいものを目の当たりにするとどうしても早くなってしまうのだとか。
逆に言えば、チンタラチンタラ食べている時は、美味しくないと思っているのかもしれませんね。

家で手料理を振舞う時、仕込みに何時間もかけて作ったのに5分もかからず完食されてしまった場合。
それで肩を落としてしまうことは多いと思いますが、ちょっと待って下さい。

それだけ美味しいということですから、許してあげて下さいね。