アラサー女子の社会的立場を考える

アラサーにもなると、年上の先輩方の監視の下、新人社員を指導をして行かなくてはいけなかったり、微妙につらい立場に立つことになりますよね。

新人の教育も、先輩方の監視も、仕事上とても重いことです。

上司が見ている中で新人の指導をしていると、私はまだひよっこ5年生だから偉そうにしてはいけないとか、かと言って新人に好き勝手やらせるわけにもいかない、など考えてしまいます。
常に正しいことを言わないといけないというプレッシャーもあり、神経が休まる暇がありません。

そのことを飲み会などで愚痴ると、「あなたもそうだったのよ」なんてお小言をくらう危険もあり、愚痴る相手も選ばなくてはいけませんよね。

 

物覚えが悪くてイライラする新人君

一度説明したはずなのに、一回で覚えない新人君がいます。
初対面の時はそのイケメン顔に「こんな人を指導できるなんて、毎日が楽しそう」なんて浮ついたものです。
ですが、その物覚えの悪さが原因で今ではアホ面にしか見えません。

この前もミスが頻繁だったので注意しにいったところ、新人君はニコニコ笑いながら「すみません」と頭を下げるのみ。
謝ってる暇があれば間違えるな、てかこんな時くらい神妙になれヘラヘラしてんな、なんて言えたらどんなに人生楽でしょうね。
結局は新人君のミスを私がやり直すため、残業することになりました。


上司に相談しました

新人君がまるで成長しないため、上司に相談しにいきました。
相談した内容は、「これだけの項目を教えているのに身についていない。私の教え方がいけないのでしょうか」といったところです。
上司の反応次第では、「教育係を違う人にして欲しい」と言えるところまで持っていきたかったのです。

ですが、上司からの返答はこうでした。

「まだ教え始めて半年でしょう。あなたも少しは我慢することを覚えて、新人を立派に育て上げることであなたも成長して下さい」

はぁ?とは言えませんでしたが、言いたい気持ちをぐっと堪え、納得するしかありませんでした。


アラサー女子は時間がない

同僚との付き合い、女性同士との人間関係、自分の業務をこなして、先輩方に雑務を押し付けられれば応える。
その上に新人の指導まで付きまとってくるなんて、これでは自分のプライベートの充実どころか寝る時間もなくなりそうです。
毎日分刻みのスケジュールをどう効率良く割り振るか。
そのためにはストレスを極限まで減らすことを優先しようと思いました。

ようは、気持ちの上で新人君を受け入れることにしたのです。
「この人はこういう人なんだ。物を頼むときはミスを承知で。完璧にできたら褒めてあげよう。またミスをしたら、大人として注意を繰り返そう、指導しよう」
割り切って考えることで気持ちが楽になり、少し間違えた程度であればイライラすることも減りました。

私の「この人を一人前にしよう」という気持ちが新人君に伝われば、きっと新人君も頑張ってくれる…はず。